タウリンの副作用
高用量のタウリンにはいくつかの副作用が認められています。タウリンは魚介類や肉類など自然界の食品にも含まれていますが、 栄養ドリンクや薬には、それら食品の数十倍のタウリンが含まれています。
いくつかのヒトの臨床研究において、 タウリンの経口摂取は、 生理機能に影響を与える副作用があることを示唆しています。
ここでは、タウリンの摂取量上限の目安と副作用について、 紹介しています。
処方箋薬に明記されている副作用
タウリンは処方箋を必要とする医療用医薬品として販売されています。そのため、ヒト臨床試験時に認められた副作用が記載されています。
タウリンの副作用の確率
タウリン1日3g(3,000mg、栄養ドリンク3本相当)の場合 ■副作用が起こる確率
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タウリンの副作用の内容
■消化器系
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参考:
※1:タウリン散98%「大正」 項目別副作用発現頻度及び臨床検査値異常一覧
※1:タウリン散98%「大正」 項目別副作用発現頻度及び臨床検査値異常一覧
欧州食品安全機関(EFSA)に明記されている副作用
欧州食品安全機関(EFSA)にもタウリンの容量と副作用に関する記述があるものの、 厳密な上限量とその副作用を述べるに至らず、あまり明確な回答には至っていません。これはタウリンの一日摂取量上限の安全レベルを確立するのに十分な研究が不足しているためです。
ただし、いくつかの研究から、 その副作用例が挙げられています。
タウリンの副作用
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栄養ドリンクの場合、タウリン以上にカフェインに注意
タウリンを栄養ドリンクで摂取する場合は、特に注意が必要です。これは栄養ドリンクには、 タウリンと同時にカフェインが含まれることが多いためです。
カフェインはその摂取量によっては、急性カフェイン中毒を引き起こす場合があります。
また、毎日カフェインを500mg以上摂取し続けると、 不眠症を始めとする精神不安の症状が多く現れるようになり危険です。
そのため、栄養ドリンクでタウリンを摂取する場合、 コーヒーや緑茶など他のドリンクに含まれるカフェイン量との調整も必要になります。